あまり長くは生きられないと思う。
日頃の不摂生はともかくとしても、生まれる種か時代を誤ったとしか思えない非社会性を、この頃強く再確認するのだ。僕には生き抜く強さがない。文字通り致命的なまでに。
競争心、対抗心、強かさ、言葉は何でもいいが、そういったものが僕には綺麗に欠落している。それらを煽られると逆に意欲が殺がれる程だ。いや、ないわけではないのだろう。結局のところ、生まれつきの敗北主義者なのだ。失敗した過去が重石になり、それによってまた失敗しては重石が追加されていく。
悪循環だ。しかし今更、そう易々とは重石をどかすことは出来ない。未だに前の会社のことが事あるごとフラッシュバックする。フラッシュバック。この厄介な性質を抱えたばかりに、過去は現実にたちかえる。過去に起きた事でなく、それを起点に現在にフィードバックされるもの。フラッシュバック。

酷い目眩だった。身体中の力が抜け、視界が白く、すぐに闇に変わる。きいん、と高周波のような音に混じって、血が流れる音が聞こえる。いや、何も聞こえないのかもしれない。脈動も何もなく、ただ、放送終了後のTVのようなノイズ。

昔から体だけは、頑丈な部類に入ったと思う。だけは、というのは、精神的な面はそうでなく、そして体はそちらに往々にして引っ張られるということだ。どんなに休養や栄養をとったところで、突然体が僕の一部でなくなるなんてことは、よくあった。病は気から、というやつだ。

それでも、それなりにこの体と頭とは長い付き合いで、どれくらい動かせば言うことを聞かなくなるか、なんてことは、分かって来たつもりだった。自己管理なんて高尚なものではない。そうした気を払っていても、どうにもならない時はある。が、今度は何の予兆も、心当たりもない。全く突然、マシンの電源が落ちるように、意識が消え失せた。

今見てみたらr31890がリリースされていた。うーん、ちょっと不安定かもしれない。Safari3.1の安定度の高さが嘘のよう。
にしてもフォントスムージングの中毒性がやばい。他のブラウザだと違和感を感じるようになってしまった。これでJavascript周りがしっかりして、CSSの実装もまともになれば……とは思うけれどジョブズがWin相手にそこまで本気になってくれないことはiTunesで痛いほど学習しているので、うまいことSafariのスムージングを再現するアレなナニがFirefoxあたりのエクステンションで出たりしないかなあと思いつつここまで常用に足るブラウザが欠乏した時代もなかったのではないかという懐古。視点の変化というのもあるのだろうけども。

放置しすぎですがWin版Safariの素敵具合がやばいのでとりあえずそれだけ伝えようと思います。

  1. WebKit Build Archives | WebKit から r31871 を落としてくる。
  2. 解凍して出てくる run-nightly-webkit.cmd を実行。
  3. Safari のインストールフォルダ以下の WebKit.resources 内にある ja.lproj フォルダを適当にリネームしてバックアップ。
  4. en.lproj をコピーして ja.lproj にリネーム。

これで最新のNightly BuildなWebKitSafariが起動するという寸法。3.1のものと比べると、とりあえずWebインスペクタが大きく変わっている模様。コレを見るだけのためにインストールする意味はあるのではないかしらん。
ちなみにあっちこっちが英語表記になってしまうので、UIとの整合性を取りたい方はSafari.resources内のen.lprojをja.lprojに同様に置き換えてやれば、端から端まで英語表記にすることが可能。
ちょっとJavaScriptまわりに不具合はあるようだけど、このフォントスムージングと全体的な軽快さと無駄に開きたくなるWebインスペクタはそれだけで魅力的。FireFox3の方はrein待ちだし、Operaは何故かあらゆる面において食指が動かないのでインストールするだけで放置、ようやくXP環境でまともに動くようになったIE7はまともに使えるレベルではないし……。暫くはFirefox2とSafariにお世話になりますか。
それにしてもここに適用してる無茶CSSSafariもまともに読んでくれないのね。Firefoxだけが僕の本当のともだち。

Re:id:takuma104さん
物凄く遅いレスで申し訳ありません、ご丁寧な返答、恐れ入ります。クライアントのアップデートも早速落として、試したりもしておりました。
それについて少々感じたことを書き出しますと、

  • 起動時のIDやPASSの入力を保存、あるいはWebからログインしている状態なら省略。
  • 画質と音質の個別設定。
  • 自分のチャンネルのコメント欄閲覧、直接投稿。
  • マイアカウント・マイチャンネルのマネジメント機能*1

あたりが可能になってくると、もうぐうの音も出ないのではないかな、と。あまり多機能過ぎるのも、シンプルなサービスイメージからするとちぐはぐな印象になってしまうかもしれませんが。
あと、自分には環境がないので試していないのですが、Webカメラの他にキャプチャーボードの動画取り込みなどには対応されているのかどうかもちょっと気になりました。画面キャプチャーであれば、VHScrCapが使えることは確認したので、恐らくキャプチャーボードからの取り込みも同様に大丈夫だとは思うのですが。
http://blog.vixy.tv/の方にも書かれておりましたが、H.264/AACの配信テストも開始なさったんですね。あまりの画質と音質、軽さにぶったまげました。唯一の懸念は、P2P方式故に、ライブ動画において重要なリアルタイム性が損なわれるのではないかという点ですが、トラフィック一極集中型のサーバー型ネットワークのような混雑が起こりにくいことを考えると、目をつむるべき所でしょうね。
生暖かく、というよりも、むしろ熱烈に応援しております。

ところで、……Livetubeさんと組んでみるのはいかがです? とかいってみたりして。

*1:これは蛇足かもですね、でもふと弄りたいと思ったときにはきっと便利だと思うのです

ほったらかし過ぎたので近況報告。
長年のバイブルだったTRIGUN MAXIMUMが完結。HELLSINGより先に終わった。ここ数年は年一冊出ればいい方というヒラコーペースだったので、今か今かと続刊を待ちわびる日々が終わったのと同時に、ある種の青春的な感慨がノスタルジーを伴うものへと変わって行くのを感じる。自分の中で一つの区切りのようなものが生まれつつある。毎度恒例の巻末おまけ漫画がなかったのと、十三巻の追い込まれっぷりから、やり切ったのだろうな、と思った。不思議なもので、放送当初はあまり印象に残っていなかった*1アニメ版TRIGUNのエンディングテーマが、物語の終焉に近づくにつれて自然と思い出され、最後の一頁で綺麗にすとんと切れた。鮮烈に耳に残るウィンドチャイムの音。実に十年以上にわたって紡がれたうたは、はるか時の彼方、まだ見ぬ遠き場所まで、ずっと唄い続けられるのだろう。素敵な物語を有難う、内藤先生。次回作はいつ頃ですか。
終わったといえば、四ヶ月連続刊行の予定が、何故か最終巻が出るまでに半年ほど経っていた「ばいばい、アース」もついに文庫に落ちて完結。ずっと読みたかっただけに素直に嬉しい。そして素直に、面白い。やはり並みの書き手ではないと再認識させられる。こんなのをマルドゥック・スクランブルとほぼぶっ続けで吐き出せる頭がうらやましい。というかこれがハードカバー上下二段段組、合計金額六千円超で角川から出されていたということの異常さもさることながら、これの加筆修正作業と平行してスプライト・オイレンシュピーゲルまで刊行してしまう異常さ。褒め言葉として言いたい。冲方丁氏は、狂ってる。


さて、先般の日記で触れていたライブ動画配信サービスだけれども、Castilyはサイトリニューアル、LivetubeとVixy.tvは地道に機能のアップデートと、着実に進歩を遂げてきている。知名度も上がってきたのか、Livetubeでは常に多数の配信で賑わう反面、恒常的にサーバー・帯域負荷でストリーミングバッファが起きてきている。帯域強化を予定しているらしいので、現状の賑やかさのまま快適になれば、もっと面白いことになりそうだ。脚光を浴びる様々なUGCの中でも、まだまだ発展途上な分野であると思うので、こういうユーザビリティに溢れたサービスが伸びてきているのは、一コンテンツ消費者としては喜ばしい限り。
送り手としても何か面白いことが出来ればとは思うものの、最近は朝五時起きな生活にくわえて、あれやこれやでインプットに割ける資本が低迷の一途を辿り、さらには彼女さんの可愛さも拍車をかけて加速し出す始末で、本当に人生って何で有限なのかしらん、と贅沢な煩悶まで抱えるに至り、人生面白いけど上手くいかないなあと満足げにため息をつくのであった。
ああ、もっと色々な音が聞きたい。もっと色々なものを読みたい。もっと色々なところに行きたい。もっと色々なことを知りたい。それに二人一緒なら、はじけて、消えてもいいよ。ってどんだけ。

*1:オープニングのH.Tと「楽園」の印象が強すぎて