そんなだから、「生理が来ないの」なんて喜ぶべき話にも、いちいち過去がつきまとう。僕は経済的にも精神的にも、彼女にはそぐわないのではないか、などと考えこんでしまう。
これはもちろん本気で思っている訳ではないが、そういう認識を持たない方がおかしいとは考える。それがあくまで自己実現に向いている限りは。
生まれてしまったその日から、人生を投げ諦めて生きてきたのだ。今日から夢と希望を忘れずに真っ当に生きましょうなんて、出来よう筈もない。そんな生き方を真似してみても、埋まらない自己とポーズの解離にどこかしらが悲鳴を上げる。長生きしなけりゃいけないというのに、このざまだ。