ところで、どうにも最近きな臭いことが多いように感じる。商業市場で頭打ちになった企業が、同人、つまりアマチュア市場に対して手を伸ばし始めて来た辺りから何ともおかしなことになり始めた。プロとアマの境目が曖昧になり、プロがアマのようなものを垂れ流し、アマがプロよりもとんでもないものを作ってプロへと駆け上がる。構図としてはずっと以前からあった筈だのに、何か、違和感が拭えない。
これは個人的な主観の変化によるものなのか? それとも本当に見ているものが変わっているのか?
愚考すると、企業が同人市場をも商業市場に仕立て上げようとしている、あるいは取り込む・合一しようとしているように見えるから、とも考えるのだが、それもただの階層構造の遷移に過ぎず、上のレイヤーが統合されれば自ずと下のレイヤーがまた生まれるのではないか、とも考えられる訳で、つまるところどうにも分からん。冴えたひらめきが出てくるまで保留しておこう。