気を抜くと最後の言葉が口からこぼれそうになる。それだけは嫌なのに。何もかもが僕をそこへ収束させようとする。どんなに気を紛らわせても拭えない。もう考えるのも寝るのも食べるのも喋るのも嫌だ。目の届くあらゆる全てを傷つけ汚染し破壊してしまう。いたいのに、いてはいけない。
いたい、いたい、いたい。