某浜方面にいいお仕事がないかと探してみるもあんまりない。目星はつけてるのに電話する段になると「もっといいところあるんじゃない」って誰かが囁く。費やす時間と得られる対価の最大効率を求めすぎるが故の喪失過失逸失そして失墜。
いかんいかんと自分の頬を張る。「とりあえず」だっていいのだ。余裕を見るべき箇所を間違うのは、紛れもなく愚かだった頃の僕の悪癖。ああもう煩いな。どこかへ行ってくれ。もうお前に用はないんだ、どこにも行けないのなら、ずっと頭の隅に座ってればいい。お前の「無理だ」を俺が否定する。