GoFaさんからcorrugate book jacketが届いた。意外にもビニール袋にエアパッキンって簡素な包装で驚く。
で、開けてみた。外側はラバー、内側はナイロン地で、文庫本のカバーを入れるところ左右としおりになるひも状の部分は多分合皮。ラバーとナイロンの組み合わせの質感は素晴らしいのだけど、皮の部分がむしろ逆に貧相に見えてしまう。内側は見えない所だから良いけれど、やっぱりそこまでこだわって欲しかったのは本音。
で、文庫本に試しに被せてみた。普通の文庫本サイズの筈なのに、妙に上下の幅がきつくて入れるのが大変。入れるときのすべりも良くないので、ぐりぐりねじ込む感じになって本が傷みそう。外装がラバーなせいか、折り癖がなかなかつきにくくて、開いたときの左側がなんかもっさりしてる。この辺は多分使ってくうちにこなれてくるのかな。
で。最大の特徴たるr.m.シンボル。これには萎えた。溶接跡らしきものがエンブレムの周りにビッチリ残ってる。シルバークロスあたりで磨けばマシになるのだろうけど、これがあってこそ締まり、本当の村田デザインなのに、これはあんまりだ。自力でこれはどうにかピカピカにするしかない。
そしてしおりとしての機能なのだけど、先に書いたように文庫本を差し込む時にも上下の余裕が無い訳で、上部の側面に縫い付けられているストラップが皮だけに硬すぎて、挟もうとするとブックカバーの上部、その縫い付けられたあたりが外側にねじれるように広がってしまう。もう少し上下に余裕を持たせるかすれば問題なく使えたのだろうけど。また裏地なんかは毛羽立ってるので抜き差しの時に紙に引っかかったりする。これも頂けない。両面ツヤ消しの滑らかな感じにしてくれれば良かったのに。
いっそのこと紐もラバーかナイロンにするとか。


総評としては悪いものではないけど詰め不足。実際に使うことを念頭におかれていない。ちょっとがっかりだけど無理やり使おう、折角買ったものだし。
道具は使ってこそ道具。