Last.fm | Play music, find songs, and discover artistsが非常に面白い。
どう言うものかかいつまんで説明すると、まずユーザー登録をする。その後、常用しているメディアプレーヤー用のプラグインと、ラジオ用のプレーヤーをダウンロードしてインストール。後は普段使っている、そのプラグインをインストールしたプレーヤーで好きな曲を好きなだけ聴き倒す。ただ、ID3タグ記述済みじゃないとダメみたい。iTunesを常用してる人にはすんなりと行くと思う。そしてそのデータが逐一Last.fm | Play music, find songs, and discover artistsに送信されているのだけど、300曲溜まったところでおもむろにユーザーページの右の方にある「Start Radio」から「Neighbour Radio」をクリック。今までに聴いた曲の傾向から、好きそうだと思われる音楽を既に聴いているいないに関わらずランダムで垂れ流してくれる。言わば、好きそうな音楽検索発見装置。ラジオプレーヤーからも、今再生中の曲が好きかどうか、飛ばすかどうかが操作出来て、恐らくそれも曲選別に反映されている模様。
また、「Start Radio」のすぐ下の「Neighbours」を見れば、似たような趣味を持つ人の再生履歴を見ることが出来る。知らないアーティスト名があったらチェックしておくと、もしかしたら新たな音楽との出会いがあるかもしれない。
他にもお金を支払うと、あるユーザーのプレイリストそのままの曲が聴けたりもするみたいだけど、それは何だか偶然性というか夢というか、シャッフル再生で思いもよらないアーティストの思いもよらない音を聴いた時の、驚きと恍惚の入り混じったあの感覚が消えてしまうような気がするので必要なし。
そんな訳で登録してみてみたのだけど、なかなか300曲まで到達しない。常日頃シャッフル再生で垂れ流しまくってるのに、どうやらプレイリストにカウントされるのは最後まで再生した曲だけらしく、先送りした曲だとかは反映されないので意外と時間がかかる。最後の方まで飛ばして次の曲に、とかやればサクサク登録できるだろうけど、それをかけること300回はちょっと骨。のんびり行くとしよう。


それにしても、ログに表示されるアーティスト名や曲名が、Last.fm | Play music, find songs, and discover artistsに登録してあるらしい正式名称に勝手に変換されている*1のはいいのだけど、BoaというUKのロックバンドがBoAとか言うよく分からん小娘の扱いをされていて非常に腹立たしい。一時期公式サイトにあったみたいにoにアクセントをつけるなりして欲しいものだけれど……ビョークなんかは「Björk」とちゃんとなっているのに。とは言っても、ここまで興味深いサービスを提供してもらっておいて細かいところを突くのも無粋という気もする。
時節は秋真っ只中、暇な夜長を未知の音探しにあててみるのも、悪くはないんじゃないだろうか。

*1:大文字や小文字、ダイアクリティカルマークの有無など