全く完全に、感嘆の声しか出てこない。何で電池の研究でこんな世紀の大発明が生まれるのか。かのニトログリセリンのように、「あの賞」に相応しいと言えば、まさにその通りなのだけど。
このまま特に弊害も出ず、量産体制も整って、多くの病床にこれが届く事になったら……どうなるのだろう? ヒトは悪性腫瘍をも管理出来る様になるのだろうか。人口減少に歯止めがかかって、世界人口が激増したりもするのだろうか。食い扶持がなくなる、ってどこかから圧力がかかったりしてね。
最小の範囲に最小の投与で最大の効果と最小の副作用。ナノ単位で血液中を巡って癌細胞のみに作用するってことは、もしかすると白血病にすら効果があるのかしら。
明るいような、うっすら暗いような。素直に喜べないのはきっと僕が社会の癌なせい。