親が「面白いから」と、まだ書店の紙カバーがかけられたままの本を僕に押し付けた。帯には「現役東大生が描く、自己革命のバイブル!」、「百万アクセスを超えた幻のWeb小説完全版!」と書いてある。題は「東大コーチ」。
で、今しがた読み終った訳だが、いや、しかし、笑っていいのだろうか、これは?
何というか、自己啓発セミナーの帰りの様な心境だ。小説の体裁をとっている癖に伏線は未消化だらけ、描写もお粗末で、極めつけはその内容が素晴らしくテキスト系ってことだ。過度にフォント弄りを使用してる辺りで、大体が知れる。駄作。